子どもたちが安心して暮らせる環境や未来をつくりたい。子育ても介護も地域で支えあえるまちづくりをすすめていきます
2011年11月10日
スクールソーシャルワーカーの活用から支援教育のあり方が変わる
〜 指導から支援へ・・・福祉の視点から子ども達をささえる 〜
スクールソーシャルワーク(以下SSW)プロジェクトで2度目の学習会が行なわれ参加しました。1回目では日本社会事業大学教授の山下英三郎さんよりSSWの価値・視点・機能について学習しました。今回は実際にSSWr(スクールソーシャルワーカー)として活動している入海さんから、活動場所である杉並区の取り組みやその活動実態について話しを伺いました。杉並区では教育支援担当課教育相談係で「教育SAT(School Asist Teamの略)」を設置し、いじめ・不登校などに対する取り組みを強化するためにSSWrの拡充を図ったとのことです(19年度当初1名だったSSWrは23年度までに5名に)
これまで教育機関で配置されていた役割には子どもに対する「指導」に重点が置かれていましたが、SSWでは「支援」という福祉的な視点をもって幅広い活動を行っています。
子どもの背景に着目しながら学校・家庭・地域・関係機関と連携をとり、学校に戻すことを目的とはせずに、子どもと地域をつなぎその子の生きるちからを伸ばしていくことを目的としています。特にSSWrは地域の人材発掘(その子に必要なサポートをしてくれる人をみつける)や子どもの居場所の発掘(なければ作る)にちからを入れ、それ以外にもこれまでは福祉の分野で行なっていた家庭の問題解決にまで介入することで、子どもが抱える問題・悩みを取り除くということを行なっています。
課題はSSWrの雇用保障や活動の自由度の確保だということでした。
現在、県のSSW制度活用に対して、各自治体からサポーターの申請ができることになっており二宮町教育委員会からは警察OBを推薦しています。福祉的な視点が重要なこの制度に対して「指導」を行なう立場の人を充てることは矛盾しています。
「今後、県の制度を活用していきたい」と言っている町に対し、しっかりと目的にあった制度の活用を求めていきます。